設計事務所の役割


設計事務所の役割

昨今、設計施工で施工業者に発注するケースがありますが、

                        果たして本当にそれでいいのでしょうか?

企画段階で、土地の選定やプランニング(建物の計画)、収支計画などの作業を、最初に検討します。

 ◆ その土地にどれくらいの建物が建つのか?

 ◆ どんな用途の建物がいいのか?

 ◆ 予算は、どれくらいかかるのか? など、

                   検討することは、たくさんあります。

 

たとえば、

設計を施工業者に工事と一括で依頼した場合、

業者の一番注目するところは「予算」です、

事業費の中から利益を差引き、残った予算で工事が可能か?を検討する、

全てではありませんが、そういう傾向にある、といえます。

 

プランニングも設計図書、工事費内訳書(細目も含めたもの)も、

何もない段階で契約を締結し、契約金額(工事費)が確定します。

その後、設計を進めることになるのです。

当然、付加価値的な要素は省かれていき設計が完了し、工事に着手するようになります。

その時に設計を担当するのは、施工業者の設計部門なのです、

多くの施工業者の設計部は、工事部より社内権限が低い傾向にあります。

また、設計は確認申請などの許認可業務のための必要最小限の作業を行い、

監理及び詳細設計等は、工事現場の役割となります。

 

***要望に沿った建物にするためには、

           設計と施工は分ける必要があると考えます。***

 

設計事務所は、公平な立場で収支予算を立案し、土地の条件にあった建物のプランニングを重ね、施主の一番必要なことに目を向けて設計を進めていきます。

希望のプランニングの検討を重ね、詳細設計を進めていきます、

建物の全ての仕様が決定した内容の設計図書を作成します。

 

それから、施工業者の選定に入ります、同一の条件で見積もしくは入札を行います。

全ての業者の見積が、建物のクオリティや詳細部分、仕様が同じものになります。

その場合、施工業者は価格だけの競争になります、

同じ建物を建設する工事費の一番安い業者を選ぶことができるのです。

 

少し話が戻りますが、

 

設計前に施工業者を選定する場合、気をつけなければいけないことは、何を持って決定するかです。

 

業者の信頼度?、プランニングなのか?、工事費なのか?・・・

 

信用・信頼で決定する場合は何も言いません、

しかし、プランニングや工事費(見積書)の場合は、詳細が決定していません、

 

業者の考え方で工事費は変わります、そうです、三社に見積の提出を依頼しても比較が出来ないのです、

その段階で一番安い業者に決定したとしても、同一条件(詳細設計まで完了した設計図書)で見積もりを依頼した場合、もしかしたら一番高いかもしれません。

 

結果として高い買い物となってしまいます、不安がある場合、設計事務所に相談してください。

設計費は高いと感じるかもしれませんが、設計施工で施工業者に依頼した場合でも工事費に設計費は含まれています。

 

◆◆◆◆◆  どちらにしてもかかる金額です。  ◆◆◆◆◆

 

設計事務所は、中立な立場で施主の考え、要望を施工業者の間に入り調整する立場にあります。また、施工方法などのダブルチェック・第三者の検査を行うので、施工ミスのリスクが減らせます。

 

【 設計施工で発注した場合 施主 ⇔ 施工 業者 ⇔ (設計者) 】

 

【 設計と施工を分けた場合 施主 ⇔ 設計事務所 ⇔ 施工業者  】

 

***** 設計は専門の設計事務所へ *****

 

 【 以下のようなトラブルを回避できます。

        あなたの建物は、大丈夫ですか? 】

 

◆ 打合せの違う建物となってしまう

◆ 工事がどんどん進んで、話を聞いてくれない。

◆ 逆に、着工はしたが、工事が一向に進まない。

           どうなっているかわからない

◆ よくわからない、お金を追加請求された

◆ 工事・施工が「ザツ」で、仕上がりが汚いのに直してくれない。

など、様々なメリットがあります。


設計業務について


基本計画

  基本計画とは、 土地の購入前にラフな状態でプランニングをします。

  どの程度の規模の建物が建設可能なのか!?、

  何階建ての建物で何㎡の建物で、どの用途であれば、

                      建設可能なのか、などの検討を行います。

 

  また、その時に整備計画書を作成します。

  総事業費がいくらかかるのか!?、

  建築費でいくらかかるのか!?

  設計費は?調査費は?

  測量費は?などの費用を一覧表にします。

 

  そこから、事業費を組立てます、自己資金 、銀行の融

  資、福祉医療機構の融資限度額、国庫補助金、

                  都県区市などの交付金などのを限度額を計算します。

   

  ★ 基本計画の検討及び提案 

  ★ ラフプランの提案 

  ★ 収支計画書の提案 

  ★ 各種補助金申請のための事業計画書書の作成・調整 

 

 


基本設計

  基本設計とは、基本計画をベースにして建物の設計のための打ち合わせに入

  ります 。

  打合せは、多肢に渡り広げていきます。

  まずは、配置計画は、建物の配置は当然として建物に付随する駐車場、駐輪

  場、ごみ置き場、雨水処理施設、消防設備などの検討と打合せを行います。

  平面プランは、必要諸室をレイアウトし全体のバランスを取りながら備品の

  計画を行います。

  平面プランが確定したら、インタリアコーディネートに入ります。

  各部屋の仕上げ計画、照明計画、弱電機器のプロットの検討と打ち合わせを

  行います。

 

 

  ★ 基本設計書の作成

 

  ★ 配置計画・平面計画の検討と提案

 

  ★ 各種設備機器の検討と提案

 

 


実施設計

  実施設計とは 、大きく分けると『意匠設計』『構造設計』『設備設計』

  に分かれます。基本設計までに打合せは完了します。

  基本設計書をベースに作図の作業に入ります。意匠設計は平面詳細図を中心

  に建具表・建具詳細図・サイン計画図・家具詳細図・その他各種詳細図の作

  図し、備品設備との調整及び構造設計と設備設計との調整を行います。

  構造設計は、建物の平面、断面及び各種荷重に基づき柱・梁・床のサイズを

  決定するために構造計算をします。

  設備設計は、機械設備と電気設備からなります。

  機械設備は、衛生設備・空調設備・換気設備・消火設備などになります

  電気設備は、幹線設備・発電設備・照明設備・コンセント設備・TV設備・

  TEL設備・LAN設備・ナースコール設備・自動火災報知設備・空調自動制

  御設備などの設計をします。

  その他の項目としては、開発設計図や外構工事の設計をします。

 

 

  ★ 意匠設計

 

  ★ 構造設計

 

  ★ 機械設備・電気設備設計

 

 

 


実施設計完了後   着工に向けて

  施工業者の選定には、大きく分けて3種類あります

 

  ★ 業者指定、完全指名です

     その場合、指名の業者1社に工事にの見積もりを依頼します。      

 

  ★ 見積もり合わせ

     完成した実施設計図を3社から5社程度を選定し、同時に見積を依頼します。

     その後、提出された工事見積書を確認・検証し業者を決定します。

     近隣住民との関係や工程管理の考え方を確認するために、

            仮設計画書や工程表を提出してもらい参考にする場合もあります。

 

     入札との違いは、見積の内容を業者決定の前に確認できることです。

     ただし、見積、内容の確認、ヒヤリングと作業の手順を踏むため

                                 業者決定まで時間がかかります。

 

  ★ 競争入札

     工事金額に及び行政指導により業者数は変わりますが、5社から13社程度が参加し、

     工事金額の総額を持って入札します、その結果予定価格(予算)内で

                                         一番安い業者で決定します。

 

     方法は、一般競争入札と指名競争入札に分かれます。 

 

    ★一般競争入札とは、業界新聞やHP、インターネットなどに、工事概要、参加条件、

     業者条件などを掲載し、参加希望業者を募集します。参加業者を指名します。

 

     その場合、全ての業者を指名することを一般競争入札といい、

             希望業者を選定し指名することを希望性一般競争入札といいます。

 

    ★指名競争入札とは、工事概要、参加条件、業者条件などにより、御者を選定し、

      5社から13社程度に絞り込みます。

      その後業者に入札参加の意思を確認し指名を行ないます。

       業者指名が完了したのち、現場説明会(最近では説明会は実地せず、

      書類の発送などで済ましている)を実施し、相応の期間を開けて入札を行います。

 

     その場合、理事長、理事、監事、場合により所管行政、及び、

                               入札参加業者の立会のもと行われます。

     同席者の承認の結果、業者を決定します。

 

 


工事監理

  工事監理とは、基本的には実施設計図書と工事現場との整合確認となりま

  す。

  月に2~4回の定例会議を行います。

  定例会議では、工程・工事の進捗状況確認・質疑及び回答のやり取りなどが

  あります。

 

  試験杭の立会確認・支持層の確認・配筋検査・コンクリートの打設時の検査

  などの立会検査から各種施工計画書のチェック及び施工業者に対し指示を与

  えます。使用材料の鉄筋・ボードなどの下地・仕上げ材などの法的条件を満

  たしているかなどの検査を行います。また、工事中に発生した産業廃棄物の

  処理方法や運搬方法、処理工場の認可状況などを確認します。

  工事が完了した後に、開発許可完了検査、建築確認完了検査、消防検査、保

  健所検査、補助金完了検査などの検査立会を行います。

  その後、完了引渡し検査を実施し、施工業者に是正を指示します。

 

  その他の作業としては、本来は無い方が良いのですが、工事が進むにつれて

  どうしても変更が生じます、理由は千差万別です。備品が変更になったなど

  があります。その場合変更の手続きが発生します。

  変更の程度により、軽微な変更から変更設計を伴うような計画変更となり、

  確認申請同様に計画変更申請をしなければなりません。

 

 

 

  ★ 設計図書と工事現場との整合確認

 

  ★ 各種検査の立会及び確認

 

  ★ 各種施工図のチェック及び指示

 

  ★ 各種仕上げの確認と指示  

 

 


調査・報告

  ★ 建築基準法 法令 定期報告調査及び報告(建築)

 

  ★ 建築基準法 法令 定期報告調査及び報告(設備)

 

  ★ 建物老朽度調査

 

  ★ 建物耐震診断 調査及び報告

 

 


その他の設計業務

  ★ 内装設計 インテリアコーディネイト

 

  ★ サイン計画 

 

  ★ 家具の提案及び設計

 

  ★ 外構設計・植栽提案及び設計

 

  ★ 修繕計画・改修設計

 

  ★ 太陽光発電システムの現地調査及び提案、設計

 

 

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